YAPC::Hakodate 2024 でスタッフをしてきました

終わってからちょっと経過してしまいましたが、

ブログを書くまでがYAPCということで、

YAPC::Hakodate 2024で今回も当日スタッフをしてきました。

 

# 前日祭

函館アリーナ隣の函館市民会館で、

前日祭の準備ということで恒例のノベルティグッズ詰めと会場設営から開始しました。

 


あいにくの天気だったので心配していましたが思った以上に参加率が高く、途中椅子が足りなくならないかやきもきするも、

後方にピザやお酒などがデプロイされていたのでそのまま立ってお話されている方々が多かった印象でした。

裏方だったのでトークはほとんど聴けなかったのですが、

唯一「必ず来る未来?IT業界での50代をどう過ごす?」

トークを途中から聴くことが出来ました。

 

無形資産と計画的偶発性、結晶性知能とモダンエルダーなど、個人的に刺さりまくるテーマでした。

 

 

 

前夜祭で果たしてビールが足りるのか、追加ピザなどは何枚必要なのか、追加買い出しどうするか、といったやり取りは裏方ならではの感覚でした。

会場からの市電の終電時間が21:45すぎと、案外早かったためスタッフ一同ダッシュで撤収。

 

函館駅前に着いてから、偶然ホテルの方角が一緒ということで、ほにゃにゃさんに誘っていただき良さげなバーで一杯。

普段の業務とは全然違う分野のお話など、楽しめました。

 

# 当日

スタッフは7:30に函館駅に集合して、

自分は前回同様にgodanさん率いる映像班のお手伝いだったので荷物の運搬や養生テープ貼りなどを出来る範囲で。

配信・映像は朝一の準備がすべてということで、10時の開始直前までドタバタ(Godanさんが)。

なんとか間に合い、収録スタート。

自分はTrack A( #yapc_japan #yapc_a )の講堂で、サッポロのmyzrさんとともにカメラ操作と動画収録状態・音声チェックなどをしていました。 myzr さんが趣味でオーディオやカメラなどをいじられているということで、ずっと助けられっぱなしでした。

## トーク

ずっとTrack Aに張り付きでカメラやモニタ等のチェックを行っていたため、

あまりトークには積極的には見れていなかったのですが、特に印象に残ったトークを。

 

### シェルとPerlの使い分け、 そういった思考の道具は、どこから来て、どこへゆくのか?

深町賢一先生によるゲストトーク

 

https://twitter.com/fukachan_fmlorg/status/1843575689150345693

 

speakerdeck.com

自分も大好きなUnixPerlコマンドラインのお話と、コンピュータの進化の歴史を整理していくという内容でした。

コマンドラインワンライナーでどこまで頑張るか、どこまでならシェルスクリプトで、どこでPerlにするかといった話と、結局は短いシェルスクリプトと make の組み合わせが多かったという振り返りは興味深いものでした。

 

### 2024年秋のPerl

speakerdeck.com

charsbarさんによる2024年秋のPerlでした。

CVE-2024-45321 のhttp通信の問題、脆弱性というよりは後方互換性を取るか、

それとも安全を取るか、自分も一部で古い環境が残っているため、非常に悩ましいところでした。

また

use v5.40;

での進化や、

perl -M のコマンドラインオプションで -M とモジュール名との間にスペースを入れられるようになった

$ perl -M Data::Dumper -E 'say Dumper(...)'

というのは個人的にはとても嬉しい限りでした。

 

### perl for shell, awk and sed programmers

 

speakerdeck.com

macopyさんによるトーク

awk, sed, shellによる方言の罠と、perl での強力な後方互換性の紹介でした。

自分も perlワンライナーが大好きで、同じような事を常に考えていたので、

Web以外の場所でも積極的にperlを使う人が増えてほしいなぁ、と思ってめっちゃ共感するトークでした。

 

### Webセキュリティのあるきかた

speakerdeck.com

akiymさんによるトーク

Webセキュリティの素晴らしいまとめと整理のセッションでした。

Cookieの優先順位、SameSiteの挙動の違い

これからのTrusted Types、SVGの罠、Nginxのパストラバーサルなど、

知識のアップデートになりました。

 

 

### キーノート

speakerdeck.comそしてmoznionさんによるキーノート。

ひたすらコードを書くことで、個人技を磨き、再発明上等でひたすら量を書くことで質に転化させるというマインド、圧巻でした…。

ここ数年インフラ周りのタスクばかりであまりコードも書けていなかったので、やはり積極的に手を動かし続けて行かなければと最高の刺激を受けました。

このトークを聴けただけでYAPCに来た甲斐があったというくらいの衝撃でした。

 

# 翌日:YAPC函館市電LT 

connpass.com

翌日は打って変わってスタッフのお仕事も無かったので、

YAPC::Hakodate 2024 アフターイベントのYAPC函館市電LT に純粋に参加させていただきました。

この企画、一言で言って最&高でした。

鉄道も好きなので、レトロな市電を貸し切って好き放題LTをする、というだけでワクワクしてきます。

今回、今回も特に登壇やLT等なにもアウトプットも出来て無かったのと、

参加したくても人数が限られるため残念ながら参加出来なかったという声を聞いていたため、せめて場所を盛り上げようと市電を走りながらLTされた方々をX上で実況させていただきました。

市電は信号の状況などで常に所要時間などが変わるため、見慣れない土地で早々に駅名などを入れるのは諦め。

貸し切りで函館の町中を走り、駅で待つ一般の方々の視線を受けながら中ではガチ目のテック系LTをするという空間はここでしか味わえないものだったと思います。

また、我々映像収録チームのボス、godanさんのこの資料などはかなり有益だと思いますので貼っておきます。

 

往復で2時間程度でしたが、本当にあっという間の楽しい時間でした。

ただ、一方でテンションが上がったことで勝手に皆さんの実況をしてしまったのですが、顔出し・モザイクなどのプライバシーの考慮をする時間が無く、撮った写真をそのまま流してしまいました。。これは非常に反省しており、あまり気持ちよく思われなかった方もいらっしゃったと思います。

DMなどで問題ございませんので、自分の顔が写ってしまっているのでツイートを削除してほしい、などありましたらどうぞお知らせください…🙇‍♂️

ともあれ、本当に最高のアフターイベントでした。

わいとんさんや発表者の皆様、参加者の方々、本当にありがとうございました!

 

## 観光

LTの後はせっかくの天気なので函館山に行ってはこだて未来大学の写真などを撮ったり、海鮮丼を食べて締め。



 

 

また、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーとカツ丼は食べられましたが、

ハセガワストアのやきとり弁当を食べるタイミングを見失ってしまったので、

次回函館に来た時にリベンジしたいなぁと。

 

来年のYAPCは福岡ということになりそうだったので、今から楽しみです。

 

YAPC::Hakodate 2024に関わられたすべての皆様、本当にありがとうございました!